当社が独自の開発技術を持ち、つねに時代のニーズにお応えできるのは、長い歴史の中で蓄積してきた技能に裏打ちされた加工のクオリティによるものと自負しています。
めっきの技術を武器としながらも、そこだけにこだわるのではなく、異なる分野の方々とパートナーシップを結び、全く新しい価値を生み出していくことを目指しています。「世の中で無理だと言われていることをやる」のが私たちの役目。高い技術を持つ熟練の技能者を含む、全社で、それを実現していきたいと思っています。社内には自分たちの技術や製品に誇りを持ち、とことんこだわって自らを高めていく社員が多く、私自身あともう一歩という時に、大きな励みになっています。今後も積極的に新しいことに挑み、実現していきたいと思っています。
平成24年度、当社の技術開発部・部長の中野が、めっき業界から初めて、現代の名工(卓越した技能者)表彰を受賞しました。
電気・電子機器や半導体製造機器の電気めっき加工に長年従事し、特に複雑かつ微細な数ミリ単位のめっき加工並びに数百万個の微細めっき加工に対し不良品を発生させない卓越しためっき技能と高度な品質管理を有している点、また、この技能を伝承させるため、個々に合わせた訓練計画を立案し検証を行いながら幅広く指導を行うなど、業界内の後継者の育成にも積極的に貢献している点が、高く評価されました。
令和4年度、当社代表取締役社長 吉村が、弊社2人目の現代の名工(卓越した技能者)表彰を受賞しました。電気めっきに留まらず、化学めっきや陽極酸化処理等、めっき加工のオールラウンダーであり、技術開発と分析技能に卓越している。これら技能により、重粒子線ガン治療装置の普及(めっきによる低価格化、小型化)に大きく貢献し、ものづくり日本大賞を受賞。また、技能検定員を十五年間務め上げたほか、後進技能者の育成にも積極的に携わり、現在も多くのめっき技能士を輩出している点が、高く評価されました。
吉村と中野を柱として、一人ひとりが高い技術と豊富な経験を持ち、一丸となって新しい技術の確立に取り組んでいます。妥協しない、不可能に挑む、あきらめない。こうした姿勢が今後も画期的な技術を生み出していくと信じています。
名工を生む当社の取組みと実績
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国家資格取得支援
めっき技能士などの国家資格の取得を全面的にバックアップ。国家資格委員会を置き、社内で実技試験をシミュレーションできる機会を設けるなど、練習を重ねています。
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全国めっき技術
コンクール参加各人の持つ技術を確認する意味でも会社として参加を奨励。これまでにも全国有数の受賞歴を持っています。
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プレミアムアワード受賞
全国鍍金工業組合連合会が、めっき技術コンクールでの受賞回数を評価するプレミアムアワードにて、全国トップ7社のうちの1社として九州で唯一、選出されています。