Special Contents

めっきの知識
前処理
記事一覧へ

前処理とは?
 

 前処理とはめっきの密着性を妨害する物質の除去を目的とした工程で、めっき不良の7~8割は前処理に起因するといわれるほど重要なものです。妨害物質としては、素地表面の油脂や酸化物、素材中の化合物(酸化物、硫化物、鉛、ケイ素)などが挙げられます。これらを除去し、清浄な素地表面を引き出すことで良好な密着性をもつめっき皮膜が得られます。ただし、プラスチックなどへのめっきではあえて表面を粗化し、めっき金属との密着性を高める手法(アンカー効果)がとられます。